重症下肢虚血 重症下肢虚血

糖尿病などが原因で、足を走行する動脈の血流が悪くなって血管障害が起こる物を「閉塞性動脈硬化症」と呼びます。重症化したものを「重症下肢虚血」と言い、最悪の場合、足を切断するリスクのある病気です。

一度発症すると、十分な治療法はなく、命に関わることもあります。重症下肢虚血になると、安静にしているときでも痛みがあるため、QOLを著しく低下させてしまう病気です。
一般的な治療法には、運動療法や薬物療法があり、症状の進行によってカテーテル治療を行ったりバイパス手術を行ったりします。しかし、病変が足の先の方まで進行している場合には、これらの治療法では十分な効果は得られません。

そのため、新たな治療として行われているのが脂肪由来幹細胞を使った再生医療です。脂肪由来幹細胞には、新しい血管を作る働きがあるため、新しい血管を作って血流を確保することで、潰瘍が小さくなることが期待されています。

治療費について

1回投与
重症下肢虚血 2,200,000円(税込)

※公的医療保険が適用されない自由診療です。
※術後のリハビリは基本的に当院では行っておらず、必要な場合は都度お見積りいたします。

治療にかかわるリスク・副作用等に関する事項

当院で行っている再生医療は厚生労働省より承認を得た医療機器を使用しています。当院の再生医療は、患者様ご自身の脂肪組織から採取し精製した細胞を、培養の工程を挟まず投与しています。そのため、工程が増えることで発生しやすい感染症や合併症などのリスクを最小限に抑えています。当院ではこれまで、重篤な合併症が発生したという事例はありません。

しかしながら、細胞を採取する際はお腹や太ももの皮下から針を刺し、脂肪細胞を100~400ml程度採取するため、採取後に脂肪採取に伴う患部の発赤や内出血、腫れなどが見られる場合があります。また、麻酔を使用しますので麻酔の合併症が見られる場合があります。もしも脂肪採取後に気になる症状がありましたら、すぐにお知らせください。

安全性に係る事項

当院の再生医療は、国内の承認を得た機器を使用しています。

再生治療のご案内