

慢性疼痛とは、数か月から数年単位で痛みが持続したり再発したりする病気です。本来、痛みはケガや病気などで体のどこかに異常があることを伝える大事なサインです。そのため、痛みがあること自体はごく自然なことで、けがや病気が治る過程で痛みも徐々に治まっていきます。
しかし、けがや病気が治っても痛みだけが残ることがあります。この場合、症状に応じてその都度痛みを取り除く対症療法が一般的です。しかし、根本的な改善にはならず、患者様によっては長引く痛みにより日常生活に支障をきたしてしまうことがあります。
長引く痛みに対する治療として、最近では再生医療が取り入れられるようになってきました。患者様自身の脂肪由来幹細胞を使って、痛みがある部位に点滴投与することで、慢性疼痛をコントロールしていきます。これにより、症状の緩和が期待できます。
治療費について
1回投与 | |
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慢性疼痛(静脈) | 3,080,000円(税込) |
慢性疼痛(局所) | 2,200,000円(税込) |
※公的医療保険が適用されない自由診療です。
※術後のリハビリは基本的に当院では行っておらず、必要な場合は都度お見積りいたします。
治療にかかわるリスク・副作用等に関する事項
当院で行っている再生医療は厚生労働省より承認を得た医療機器を使用しています。当院の再生医療は、患者様ご自身の脂肪組織から採取し精製した細胞を、培養の工程を挟まず投与しています。そのため、工程が増えることで発生しやすい感染症や合併症などのリスクを最小限に抑えています。当院ではこれまで、重篤な合併症が発生したという事例はありません。
しかしながら、細胞を採取する際はお腹や太ももの皮下から針を刺し、脂肪細胞を100~400ml程度採取するため、採取後に脂肪採取に伴う患部の発赤や内出血、腫れなどが見られる場合があります。また、麻酔を使用しますので麻酔の合併症が見られる場合があります。もしも脂肪採取後に気になる症状がありましたら、すぐにお知らせください。
安全性に係る事項
当院の再生医療は、国内の承認を得た機器を使用しています。